今週のニュース - 国内でもフードシェアリングサービスが続々と登場!

フードロスに関する今週の主なニュースをご紹介します。

世の中のもったいないをなくし、もったいないを届ける!お店もユーザーも”食品ロス”を有効活用

合同会社M Projectは、食品メーカーや小売店、飲食店などの事業者が廃棄する予定の食品を一般消費者が格安で購入できるサービス「エプロン」をリリースしました。

上記のように、事業者や家庭などで余った食材・食品を共有する”フードシェアリングサービス”は欧米では既に普及していますが、ようやく国内でも台頭してきました。

既にCoCookingの「TABETE」やSHIFFTの「Reduce GO」といったサービスがリリースされており、現在都内を中心に実証実験を行っている段階です。フードロス問題の解決に向けた動きも背景にあり、メディア等からの注目度も高まっています。

「エプロン」は、子供食堂やNPO法人などと提携し、食品メーカーなどから買い取った規格外商品を食糧が必要な人々に届ける活動も行います。
こども食堂やフードバンクでボランティアをしたことがありますが、海外のように食品の受け渡しを効率的に行うシステムがまだ無かったので、この動きは期待したいです。

2018年はフードシェアリング元年となりそうです。事業者、消費者、そして社会的にもメリットのあるサービスなので、ぜひ利用してみてください!

物流効率化にも期待 食品ロス削減

食品ロスの削減に向けた動きが物流効率化という面でも期待できるということで、食品業界で実施されている主な取り組みがまとめられています。

食品業界では納品期限の緩和や賞味期限の延長、年月表示化といった動きが進められています。こうした取り組みは、食費ロスを削減するだけでなく、倉庫等における管理商品の減少や保管スペースの縮小など物流の効率化にも繋がるそうです。

このように食品ロスを削減することが、単に社会的責任を果たすという意味合いだけでなく、企業の業務効率化や経営改善に繋がることを示していけば、上記のような動きが加速していくと思います。

食べ残しから肥料とバイオガスを作る「HomeBiogas 2.0」 --1日3時間の調理が可能

家庭の食べ残しなどから液体肥料と調理用ガスを製造できる「HomeBiogas 2.0」、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

「HomeBiogas 2.0」では、食べ残しや調理くず、ペットの排泄物などを原料に、バクテリアが液体肥料と、主にメタンからなるバイオガスを製造します。電気も水も不要であるため、インフラの整備されていない発展途上国でもニーズがありそうです。

国内の住宅はスペースが限られているため利用することが難しいかもしれませんが、同様のプロセスを導入したシステムは普及してほしいなと。下記のようなプロダクトであれば、国内の家庭にもマッチしそうな気がします。

生ゴミを無臭で簡単に堆肥に変えてくれる台所用ゴミ箱「Taihi」 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD

伊藤園 賞味期限表示を「年月表示」に切り替え 食品ロスなど削減へ

 大手飲料メーカーである伊藤園は2018年1月から、賞味期限の表示を「年月日表示」から「年月表示」への移行を順次拡大していきます。

表示変更の対象となるのは以下の商品だそうです。

  • お〜いお茶」ブランドをはじめとした全カテゴリーの賞味期限9ヶ月以上、1年未満のドリンク製品(紙製品を除く)
  • 賞味期限9ヶ月以上のリーフ製品


上記の「物流効率化にも期待 食品ロス削減」のニュースでも述べたように、食品ロスの削減は企業の業務効率化や経営改善にも繋がるので、こうした動きが増えてきているのは非常に良い傾向だと思います。

東京都、賞味期限近い備蓄13万食配布

東京都は、2018年1月末に賞味期限を迎える防災備蓄食品である乾パン約13万食を無償配布すると発表しました。

東京都では、乾パンやアルファ米といった食品を市区町村避難用に約766万食、帰宅困難者用に約59万食備蓄していますが、その内109万食が今年度賞味期限を迎えるということで、特に賞味期限が近い13万食が配布されます。その他の食品は福祉施設やフードバンク等に寄贈されるかと思います。

以前、筆者がイベントを開催した際は、渋谷区役所から廃棄予定の乾パンを提供していただきましたが、特に問題はなく、美味しかったです! 
最近フードロスに関して色々と学んでいますが、食の”量”と”質”を確保することはトレードオフの関係にあり、ある程度フードロスが発生することは仕方がないそうです。ただ、この発生したフードロスを廃棄するのではなく、上記のこども食堂やフードバンク等で活用することが前提となるよう全体のシステムを再構築する必要があると思いました。